プロフィール

湯川カナ

早稲田大学在学中、学生起業に参加。その縁で、Yahoo! JAPAN創設メンバーとなる。
数億円となるストックオプションを返上し、言葉もわからないスペインへ。十年間、フリーランスライターとして活動。「ほぼ日刊イトイ新聞」他、連載多数。
帰国後、神戸に「生きる知恵と力を高める リベルタ学舎」を開校。「すべてのこどもがあ未来に希望をもてる社会」の実現を目指し、親子向け自由教育、女性向け社会教育と仕事創出、共助コミュニティづくりに取り組む。


○『「他力資本主義』宣言―『脱・自己責任』と『連帯』でこれからを生きていく」(徳間書店)等、4冊を出版。

○一般社団法人リベルタ学舎 代表理事

○神戸市「デザイン都市・神戸」創造会議シビックプライドアドバイザー

 
 
1973年、長崎出身。

早稲田大学法学部在学中に、孫泰蔵氏(現ガンホー・オンライン・エンターテインメント株式会社CEO)を代表とする学生起業「インディゴ株式会社」に参加、広報部長として活動。
その縁でYahoo! JAPANの立ち上げにかかわり、第1号社員に。日本でまだ馴染みのなかった「インターネット」という新しい世界で、これがフラットで自由な社会を実現するのだというヤフー創設者と同じ理念に燃えて働く。


やがて、数億円を提示された同社のストックオプションを返上し、自由を求めて、言葉もわからないスペインへ移住。現地の大学にも通いつつ、十年間、フリーランスライターとしてスペイン各地を飛び回り、現地の魅力を「旅」「アート」「食」「サッカー」「生活」「歴史」「ひと」等、様々な方面から紹介。「ほぼ日刊イトイ新聞」での連載は、後に書籍化された。


この時期に、現地で出会った日本人女性サッカー監督・佐伯夕利子氏の魅力を伝えたいと奔走、企画から執筆まで担当した本の出版を実現。同様に、現地の育児書も、企画から翻訳まで担当し、日本版の出版を実現させた。また、愛知万博の開催に際しては、スペインパビリオンのウェブ発信の企画・執筆も担当。


スペインで妊娠・出産。3歳まで、現地で育児。ヨーロッパと日本のこどもを取り巻く文化の違いを体験したことが、その後の活動に大きな影響を与えることになる。


帰国後は神戸を拠点に、個人の生きる知恵と力を高めることを目的とする学びの場として、スペイン語で「自由」を意味する「一般社団法人リベルタ学舎」を創立。親子参加型の薪割りイベント、女性向けのなりわいづくり講座、女性による地方議員向け政策提言イベント「一億総満足社会 政策オーディション」など、ユニークな参加型企画で注目を集める。現在は企業と地域ファミリー向けの共同企画も手がけるが、これらはまた、元受講者である地域の主婦の仕事を創出する場という意味合いももつ。


その活動が評価され、神戸市で「デザイン都市・神戸」創造会議シビックプライドアドバイザーをつとめる他、様々な起業ビジネスコンテストでの審査員、大学での講演、自治体や起業でのセミナー等の依頼も数多い。また、参加者がどんどん主体的・自律的に活動を始めるコミュニティ運営の実績から、すべてのひとが主役になる次の時代をつくるソーシャルイノベーターとしても注目を集めている(らしいです)。


○2014年、「すべての個人を最大限に輝かせたい」という思いと実践、そのためにすべてのひとが主役となる社会をつくろうという提言が、『「他力資本主義」宣言!―「脱・自己責任」と「連帯」でこれからを生きていく』(徳間書店)として出版。朝日新聞や読売新聞等で筆者自身とともに紹介。


○2016年、「人間には、常に周囲を助け合い、集団の中で個人を守って生きていく知恵と力がある」という考えを実践する「弱みを活かしたチーム作り」の手法で、プレゼンテーションイベントTEDxKobeに登壇。


○2016年、雇用創出をふくめた女性活躍支援で地域貢献をする女性経営者として、雑誌「PRESIDENT WOMAN」に掲載。